お盆休みになると思い出すことがあります。

介護とは全く関係ない少しゾッとする話なので、苦手の方はスルーしてください。

母がまだ元気で一緒にあちこち旅行していた頃のことです。

ちょうどヨン様ブームの頃だったので、十数年前でしょうか？

母を連れて、私と主人と、3人で、はじめての韓国旅行をしました。

当時はソウルの街はどこもかしこも韓国の国旗で飾られていました。🇰🇷

韓国が日本の統治から独立した独立記念日でもあったので、街は賑わいを

みせていたそんな夏の日でした。

到着した日は普通に行きたかった東大門で買い物したり、ミヨンドンで夜市

を見て、ビールのツマミを買ったりして、その日泊まる予定のホテルに早めに

到着しました。

3人一緒の部屋にしてもらったので、ベットを無理矢理3つ並べてもらった

ようなホテルの部屋。

入った途端、窓が全開していて、カーテンが激しく揺れていたのでなんか違和感

はあったのですが

窓をなんで開け放したのかは、空気の入れ替えの為で、窓を閉め忘れていたのだろう

くらいに軽く考えていました。

でもなんかこの部屋いやだな〜と感じたのですが、同じ部屋に2泊するので

まあ、気のせい、気のせいと、ばかりにビールを飲んではやく寝ることに

したのです。

私が真ん中のベットに、右隣は主人が、左隣には母が寝ることにしました。

その日は、歩き疲れていたし、ビールの酔いもあったのか、3人ともすぐに眠って

しまいました。

何時間か経って、いきなり私の右足が勢いよく引っ張られたので、右隣の主人が

寝ぼけているのかなあと、うつらうつらしていたのですが、またもや右足がものすごい

力で引っ張られたので、何よ〜〜と主人を見たのですが、主人は反対側を向いて

イビキをかいて寝ています。

えっえっ何これ〜。ゾッとしましたが、2人ともぐっすり寝ているから我慢して

布団をかぶって耳を塞いで朝まで一睡もせずでした。

私は霊の存在もあまり信じて無かったので、これは私が変な夢を見ていたんだなと

言い聞かせて翌日は、冬のソナタのロケ地巡りツアーを母と一緒に楽しみました。

2日目は寝不足気味だったので、母が持っている睡眠導入の薬をもらい💊

飲んでぐっすりと朝まで寝ることができました。

しかし

やはり、私の気のせいではなかった。

二日目の朝、私はぐっすり眠れて目覚めも良く起きたのですが、今度は母が

見たようです。

母が見たのは、形のない真っ黒な影が部屋の中をものすごいスピードで飛び

回っているというのです。

ドン、ドン。〜というような音を発して、黒い影が飛び回るなんて、

ホラーですよね。

母も怖くて私を起こそうとしたけど、ぐっすり眠っているからと、

朝まで我慢したそうです。

チェックアウトの時、よっぽど苦情を言ってやろうかと思ったのですが、

小さいホテルだったし(日本語わからないみたいで)

何より、フロントの人の様子も少し変だったので、今にして思えば、幽霊の出る

部屋として苦情も多かったのかもしれませんね。

韓国は料理が大変美味しくて、その後も2回訪ねていますが、怖い目に遭ったのは

この時だけです。あしからず。

お読みいただきありがとうございます。