hontonohanashiのブログ

新しい出会いや別れ、日々のありふれた日常を綴らせてください。
たまの愚痴はお許しくださいね。

いつでも前向きな利用者さまのその後

一応、介護ブログの端くれなので、私が介護士として働いていた頃
の話も、時々書こうと思います。


数年前のお話です。


その利用者様との出会いは、私が介護士として働き始めた頃のことで、
在宅で伺って、主に生活介護、洗濯や、調理、掃除などをさせていただ
いていました。


私とも、さほど年齢も変わらない、当時50代になったばかりの方でした。


脳梗塞を40代で患い、片半身麻痺が残るため、主に調理のお手伝いを
していました。


調理が大変好きな方で、一切手抜きせず、1人で調理できるよう野菜
を数種類刻んだり、


ずいぶん前の話になりますが、当時は生活援助のみで2時間あまりの
お手伝いをしていました。
(現在は生活援助自体では入れません)



2、3日分の作り置きオカズを作ったり、2人で台所に立ち、仲良く
調理していました。
私も新しい調理法覚えたり.


懐かしい思い出です。




途中、私は他の事業所に移ってお仕事では会えなくなりましたが、
近所なのでスーパーなどでお会いすることもありお話したりと、
交流は続いていました。



その彼女、2年前、なんと念願だった自分の喫茶店をオープン
しました。
コロナ禍になる頃のオープンなので、経営は大変かとは思いますが、
ご主人の協力もあり、得意な引き立てコーヒーの専門店です。
楽しんで、現在も営業中です。


片手が使えないので大変なこともあるようですが、コーヒーのみ
なので、大丈夫そうです。




営利目的ではないので、
(数年分の家賃は実家の遺産があるから、羨ましいですね)



喫茶店を開くにあたり、受けていた介護認定を返納したとの事です。
ご利用者のポジティブ思考、見習いたいです。