私は三姉妹の三女に生まれた。


長女から3つ離れで、次女、４つ離れて三女の私になる。

三姉妹、四姉妹と聞くと、谷崎純一郎の小説、細雪のような華やかで

家の中はとても賑やかそうな風景が浮かぶ。

お喋りがいつまでも続くといったところでしょうか・・・

　我慢強く、面倒見のいいしっかり者の長女、

要領がよく、負けず嫌いな次女。

マイペースでのんびり屋の三女（私）

　姉妹によってはこの役割？　は違うようだが、それぞれの個性がしっかり

とある分、仲がいい時もあれば、揉めることもしばしば……。
　

歳が離れていたから長姉が勤め始め、いろんな洋服を買ってもらったり、


銀座で、食べたことのないピザを初めてごちそうになったりした。

当時は世界でこんなに美味しいものがあるのかとびっくりした。

次姉は子供の頃から、気が強く、私は格好のいじめられ役。

どんなことをしてでも、口では負けないで、やりこめられていたので

苦手だった。

馬乗りになって、父や母のいないときには布団蒸しされたことも

数え切れない。

要するにケンカにならなかったのだ。

我が家隣りの公園も色づき始めた。

お互い、結婚してからは年に数回、会う程度になったので次姉の

性格は忘れていたのだが、性格が早々変わる訳ありません。

私と次姉の関係はこじれて、今では絶縁状態になっている。

次姉からあんたのことは妹とは思わないと言われたので

私からも接触は避けているのだが、

私の周りにいる３姉妹の人たち、中には２姉妹、の方もいらっしゃるが

すべて、私と同様な感じ。

どこも、次姉は強い。

完全に何を言っても負ける。

寂しいけど、昔のようには戻れない。