hontonohanashiのブログ

新しい出会いや別れ、日々のありふれた日常を綴らせてください。
たまの愚痴はお許しくださいね。

介護施設へお見舞い、何がつらいって・・・


先週、久しぶりに近所に住んでいた友人から私のスマホに着信がありました。


近くに住んでいた友人のYさんからでした。


Yさんは10年ほど前に脳梗塞で緊急入院され、それからは近所ということ
もあり介護のことにも関わりをもつようになりました。


彼女には当時まだ、20代後半の一人娘がいたのですが、都内で仕事をし
ていることもありなかなか介護には不慣れで、時間もない。(当然です)


そして、Yさんのご主人もパーキンソン病を患っているので、私の勤めて
いる介護事務所に全面的にサポートをお願いしました。


当時は片側麻痺があるものの、まだ廊下を這ってトイレにも一人で行け
たのです。


ご主人も、病気はあるものの、薬の力を借りて、車で買い物したりは
できていました。


娘は自宅に寄り付かず、それからも、都内で一人暮らし。


夫婦ふたりの食事や買物は、数回のヘルパーさんのお世話になり、
なんとか日々生活できていました。



でも、そんな生活は長続きせず、自宅を処分して、そのお金と、
貯金で両親を介護施設に入居させることにしたと娘から連絡が
ありました。



まだまだ二人で肩を寄せ合い生活できるのにと、私は助言だけしましたが
娘の決心はかたく、かなり遠い介護施設に入居させてしまいました。



知り合いもいないところよりも、まだ同じ市内のほうが、私も、知人も
顔を見に行くことはできるよ。


と、娘さんには言いましたが、私の助言はうっとおしいものだったよう
ですね。




それから、市内から2時間離れたかなり遠くの施設に両親を入居させて
しまいました。


何度か様子をみに行っていましたが、半年ほどで、ご両親のうちご主人が
心筋梗塞で帰らぬ人になられ、まさに、その介護施設で天涯孤独になられて
しまったのです。


今回の電話は、もう、自分から電話をかける力がないため、施設の職員さんに
かけてもらったようだったので、職員さんから、彼女の様子を聞くことができ
ました。


コロナ禍の間は私も行けなかったのですが、予約面会がもう始まったと
のことだったので、4年ぶりにお見舞いに行けた、というわけです。



久しぶりに合うYさんは、要介護5で自分で寝返りも打てず、全介助。


おむつのため、動く必要もなくなってしまっていたので、すべての気力
を失ってしまいました。


少しすると、私の顔を見て、私の子供たちとYさんの娘さんと毎日のように
遊んでいたことなどを、懐かしく話されて、とてもうれしいと、おっしゃっ
てくれて遠いけど、会いに行ってよかったなと思ったのですが



お父さんが亡くなるときに、なんで、私も一緒に連れてってくれなかったの
よ〜と泣かれてしまったので、私は楽しい話題だけを話すようにすること
に務めました。



以前ALS(筋委縮性即索硬化症)の女性の介護に関わっていたときと
同じです。辛すぎる・・・


最後にYさんが私の顔をみながら一言。


自分で自分のことができないって悲しいよ〜


重い一言でした。


日々の生活をなんとか自分で回せる?ことに感謝したいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。