hontonohanashiのブログ

新しい出会いや別れ、日々のありふれた日常を綴らせてください。
たまの愚痴はお許しくださいね。

忘れられない利用者さん

ニチニチソウ

忘れられない利用者さんがいます。


もう5年以上も前のことになりますが、50代の女性、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)

を患っておられました。


親身になってお世話するご主人様が会社に行っている間、2回ほどヘルパーが、体位変換や

オムツ介助、軽食などのお世話をして、残りの時間は軽く体をさすったり、お話のお相手を

させていただいていました。


最初のうちは、動かないながら車椅子に乗せて、家の中の短い距離の移動をしたり、軽いコップから

少量のジュースを飲むことならできていたのですが、だんだん、起き上がることも、手首でできていた合図などもできなくなりました。


まだ、お話はできていたので、それからは行くたびに彼女と、家族の間の他愛のないお話や

彼女の郷里での幼少時代のお話など伺っていました。



たまたま彼女の郷里は誰でも知ってる有名な観光地だったので、私も最近旅行で訪れたことが

あり、そのお話をしたら大変喜んで盛りあがったことがありました。


それからは、数少ない私の行った旅行先のお話や、料理の話しなど、熱心に聞いてくださいました。


この部屋から出るのは病院に行く時だけの方に、旅行の話なんて、と、最初はちょっとためらった

ものですが、テレビを観るより面白かったと言ってくださるので。


彼女もご家族も最期まで入院せず、ご家庭で。

との強い希望があったので、自分の力でしゃべることができなくなっても、つらいとか、私たちに当たるようなことはなく、いつもありがとうの笑顔で見送ってくださいました。


介護に当たったのは1年弱の短い間ですが、彼女からはとてもたくさんのことを教えてもらいました。

看護師ってそんなに偉いの?

ニチニチソウ

以前働いていた事業所でのお話ですが、80代の利用者のオムツ交換と胃瘻の介助でその家には行っていました。


なかなか難しいご家族で、連絡ノートには度々クレームが書かれていましたが、その内容に度肝をぬかれました。


利用者さんがきれい好きで、洗濯物の数が半端なく毎回洗濯機を回していました。


ある時ノートにはあんたらヘルパーが洗濯機を回しすぎるからうちの電気代や水道代がとんでもないことになっている。

人のうちの電気代をどう思っているんだと。


はあー〜〜でしょ


その家の孫娘は看護師で度々夜勤帰りの孫娘にでくわすんですが、いつもむすっとしていて挨拶してもガン無視。


ある時夜勤帰りでシャワー浴びようと思っていたんでしょうね。


洗濯物をカゴに入れていた私がジャマだからと、カゴを足で蹴りましたからね。

当たらなかったけど。


母親は 見てましたけど何にも言わなかったですよ。


この親にしてこの子あり。


情けなくなりましたが、すまなさそうに私にあやまる利用者のおばあちゃんそばにいたので何にも言い返せ ませんでした。


色々あって、担当外してもらいましたが、今でもその家には誰か行っているんでしょうね。


その孫も看護師でしたが、看護師の資格をもちケアマネージャーやっている人が結構いますが、私たちヘルパーを見下している人が多いように感じます。


私の考えすぎでしょうか。


仕事行ってきます。

オムツ交換から朝が始まる

ニチニチソウ

三連休でもわれわれヘルパーに休みはありません。いつものシフト通りに今日もオムツ交換から朝が始まりました。


90代の寝たきりの認知症のおばあちゃんの朝のオムツ交換はホントに大変です。


オムツの中にも大中と2枚もパットを当てているのに、3枚とも満水状態。

ズッシリ重たく、着ているパジャマや、ラバーシーツを通りこしシーツまでグチャグチャに濡れていた。


夜中にも度々起きて、おじいちゃんにお茶を入れさせてるんだろうなぁ。


90代で寝たきりの認知症のおばあちゃん、介護する90代の認知症のおじいちゃん、もう無理でしょ。


でもまとまったお金がないから施設に入るのは難しいんだそう。


ちなみにスープが冷めない距離に息子がいるし、もう1人の息子も介護するのを拒否してる。2人もいながら、寂しいね。


後見人がついたので、そろそろ何とかしないと本当にまずいと思う。


こんなケースがたくさんあるのが、普通だからもう慣れっこになっちゃいましたけどね。


自分の息子もこうなりそうだな、なんて考えてしまいました。

働く時間

ニチニチソウ

私は現在ヘルパーの仕事を毎日はしておらず、週4と決め
ています。
今の事業所に変わってから、ほとんど夕方に入ることが多く
(昼間はお子さんの小さな方が仕事に入るので)私のように
おばちゃん世代は夕方に回されることがほとんどです。


金曜日のシフトですが、朝10時から1時間生活援助の仕事
(ここは車で20分かかる場所で途中買物が入る)
家を出てから家に戻るまで実質、2時間も拘束されることになって
しまいます。
時給1400円が高いとは思えませんよね。ガソリン代は若干出ますが
時給にしたら800円くらいになってしまいますもんね。


その後は3時から4時まで、生活援助。
4時半から6時まで生活援助と身体。と言った具合です。
金曜日だけでトータル3,5時間。でも実質は昼前後に家でのんびりする
時間はあるものの、一日拘束されている感じ。


中には週一日だけ仕事を入れて、朝から夜まで1週間分働いているひと
など、様々ですが、まだ事業所を変わったばかりなので、あまり注文を
いれられない状況なんですよね。

はじめまして

ニチニチソウ

平成15年に介護ヘルパーの資格をとりました。

だからヘルパーとしては、充分にベテランの部類に入ります。

いままでは腰かけパート主婦として、受け身の仕事しかしていませんでした。

だから、それ以上の資格を取れるにもかかわらず取ろうともせずにいましたが、

年上の旦那が先に定年を迎え、年金生活になったこともあり、新規事業所に移り

仕事をすることになりました。


訪問介護ヘルパーは孤独です。

何件受け持っても、直行直帰、利用者以外との接点がありません。

同じ仕事をしている方ならわかっていただけると思います。


愚痴のようなことも書くかもしれません。

でもわたしと利用者しかしらない心通じる一時もあります。

そんな日常を綴っていきたいと思います。