hontonohanashiのブログ

新しい出会いや別れ、日々のありふれた日常を綴らせてください。
たまの愚痴はお許しくださいね。

「赤いろうそくと人魚」にたどり着いた




画家のいわさきちひろさんの挿絵があまりにも有名で、この作品も

読んだ記憶があります。


子どもが小さかった頃に、練馬区の「ちひろ記念館」に一緒に

行ったこともあるのですが、残念ながら子どもたちは絵本に

興味をしめさず、私だけほっこりして帰宅しました。



この本はちひろさんの絶版となる作品で、お亡くなりになる前に

編集者と最後の取材旅行も一緒に行くくらい大変ななか、描いた

未完の作品なのだそうです。


そんなことは全然知らなかった・・・







そしてこの本の作者のことはそれ以上に、まったく知らなかった

のですが、時々、眠れない夜にABS秋田放送のアナウンサーが

文学作品を朗読する番組を聞いており、そこで作者の小川未明

さんの作品(主に童話)を知ることになりました。


作者の小川未明は、明治生まれの「日本のアンデルセン」とも

呼ばれ、1000以上の童話を書いた作者さんだそうです。


言い回しは時代背景にもより、古臭いのですが、私も、この

古臭くて、ミステリアスな作風に、そして、短編が多いので

読みやすくて、作品が好きになりました。


彼の作品は、今の時代また繰り返す戦争、人間の愚かさを

童話でも教えてくれる、決して(子供向きではないけれど)

深いです。