小石川散歩 (銅御殿)
護国寺散歩からの続きです。
有楽町線の護国寺から、緩やかな坂を登ると丸ノ内線の
茗荷谷駅に着きます。
このあたりも、昔よく子どもと遊びに来た大きな公園が
ある地域なので知ってはいるのですが、
駅の側にこんな閑静な住宅街があるとは、知りませんでした。
しかし、先日MIYOさんのブログでこの建物の記事を詳しく
載せてくださっていたので、近くだし、行ってみたくなりま
した。
ちょうど、文化財ウイークで、この住宅も見学可でしたので
寄ってみることにしました。
緩やかな丸太が並んでいる四脚門からして重厚です。
旧磯野家住宅は、東京に残る明治末期から大正初期にかけて
の邸宅建築の一つで、現存する木造建築として高い価値がある
ので、国の重要文化財に指定されています。
銅で覆ったことから銅御殿と呼ばれているわけですね。
最初の持ち主の資産家が(磯野氏)が様々な火災から守るように
火に強く、屋根をすべて軽い素材の銅で覆ったので、関東大震災
からも、戦災からもこの家は奇跡的に残ったのだそうです。
余談ですが、介護の仕事をしていた時、担当のお年寄りから、
関東大震災のとき、下町から小石川植物園に逃げてきて、
燃え盛る下町の様子を昨日のことのように覚えているお年寄り
がいましたが、
それだけに、このあたりで焼け残ったというのは流石に、磯野氏に
先見の明があったのでしょうね。
この時代に、三階建てですよ〜!
事前に申し込めば、内部の見学もできるようですが、
この日は一般公開日ということで、内部はみれませんが
代わりに担当者が詳しく、家の素材などの説明などして
くださるので、大変勉強になりました。
すべて照明も玄関から、3階まで統一されています。
一年ぶりに日本に帰国していたKちゃんと、ここまで巡りました。
お付き合いしていただきありがとう。
同い年の私達、帰国のたびにお互い年取るけど😁
歩けるうちはまた楽しみましょう。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。